トリの日記

性別がよくわからないまま生きてきた人。LGBTでも生きやすい社会を。

休職して座禅修行に行ってきた②

今日、昼の情報番組でディズニーランドのトイ・ストーリーホテルの特集をやっていた。

ホテルの壁に描かれたとあるキャラクターをみて

「え!?ダイヤモンド☆ユカイさんが描かれてる!!さすが、主題歌歌ってるもんな~」

と感心してたら全然違った。

 

ギグル・マクディンプルズという登場キャラでした。

そらそうか。

 

 

前回の続きです。

 

■お寺までの道のり

宝泉寺は京都の馬堀駅という駅にある。京都駅からJR山陰本線で9駅、25分程度で着く駅である。

わたしは東京に住んでいるため、京都までバスで行くか新幹線で行くか悩んだ。修行でもたくさん座るのに、バスで8時間も座りっぱなしでは修行が終わる前に座りすぎで足がなくなっちゃうよ…と思い、体力重視で、ちょっと高いが新幹線を選択。

当日。少し早めに京都駅に着き、ランチをとる。

寺の食事では肉や魚が出ないと聞いたため、最後の晩餐とばかりにアジフライ定食をたべた。もっとご当地っぽいもの食べればよかったかな~と思ったが、お店で注文を取りに来てくれたおばちゃんがゴリゴリの京都弁だったため「いまわたし京都きてる!!!」ってなった。

 

京都駅からJR山陰本線に乗り、花園駅の次が馬堀だったと思う。

花園駅には花園大学があって、これが白隠禅師研究で有名な花園大学か~と思いながら通過した。宝泉寺にも白隠禅師の絵が飾ってあったり、朝課で白隠禅師の座禅和讃を読んだりしたので、なんやかやで白隠禅師に土地的にもかかわりがあるんだなと思った。

 

■宝泉寺に到着

馬堀駅の駅周辺は住宅街だが、奥に行くと山があり、宝泉寺は町と山の境目のようなところに位置していた。

てくてく歩く。

 

京都の街を歩いているとくるりの曲を聞きたくなるのはなんでだろう。

くるりの曲って、洋風にアレンジした曲でも、その根幹に日本語ロックの魂がずっとある。歌詞に使われる言葉も、どこか京都のはんなりした雰囲気と似たものを感じる。

 

食べ物や飲み物を持ち込んでの入山は不可のため、持っていたペットボトルの飲み物を消費しつつ、寺を目指す。

途中にはコンビニもあった。修行中に甘いものを求め、血走った目でアイスを食べに走る自分の姿がフッと脳内を横切る。

 

だんだん人工物が少なくなってきたぞ。

 

着いた!桜が残っている!!!!東京では終わってしまった桜が!!!!!!最高

(ただ緊張からかおなかがPPで終わっていたので着くなり速攻トイレ駆け込んだ)

 

荷物置き場に荷物を置き、修行に取り組むにあたっての様々な説明を受ける。

とにかく規律が多い。

特に食事や座禅など修行の場面については(食事も修行です)動画で説明いただいたが、とても覚えきれず、まあなんとかなるだろ!!と思ってメモも途中であきらめた。

施設の案内もしていただき、いったん自分の部屋へ。

わたしの部屋は本堂の仏さまの隣にある和室で、なんとなくお線香の香りが漂う、なつかしさすら感じる部屋だった。

ちなみにカギはないので知らない人にうっかり開けられないか心配していたが、2日もたつと「あけられても悪いことはされないでしょ」という気持ちになってしまうくらい、周りの修行者の方々がみんないい人。

 

続きます。